The Perils of JavaSchools

more joel on softwareを読んでるんだけどこの章が面白かった。

企業がアプリケーション開発にOOP(オブジェクト指向言語)を積極的に使うようになり、大学がJavaスクール化してしまっているて話。
CSは大学の専攻の中でも業界に近い専攻の一つ。それだけに、大学側は学生が専攻で学ぶ"プログラミング"はスキルの一つだと考え、業界で流行のJavaをカリキュラムとして増やす。学生はプログラミングの本質を知らないまま卒業してしまう。このことが、Joel氏がよく言う、グレートプログラマー("ポインター"と"再帰表現"が使いこなせるやつ)を減らしているらしい。CSでJavaしか学ばない(C言語を学んでもポインターで実装できない)ような学生はイノベーションを起こさないらしい。
確かに、大学が学問としてOOPを中心にカリキュラムを組むのはおかしな話のように思える。OOPの抽象化はCSの本質である低レイヤーから離れているから。けどCS専攻が面白いのはIT業界に近いところでもある。そんでもって、学生が学んでいることが直接に社会に影響を与えることができる(金儲けとかハッキングとか)。それに興味があって入学してくやつも多いと思う。それを考えると大学も業界の流行に流されてもいいような気がする(特にレベルが高い大学なら)。てか興味があれば、smartだったらポインター再帰も実装できるようになるだろ、て思ってしまう。結局はsmartなやつは本質をつくと思うから。
物理専攻ではありえない話だから面白いな。