rootログイン可能なrshサーバーの構築方法

忘れそうなのでメモ。
rootでログイン可能のしかもパスワードなしのrshサーバーの構築方法です。
セキュリティはヤバいので注意が必要です。
1. rsh-serverのインストール
rsh-serverがインストールされているか確認して、


rpm -qa rsh-server
なかったらyumでインストールする

yum install rsh-server
2. /etc/xinetd.d/rsh,/etc/xinetd.d/rloginの設定
rhs,rloginでアクセス制限を持たせるために/etc/xinetd.d/rsh,/etc/xinetd.d/rloginにrshアクセスを許可するIPアドレスをonly_fromに書く。今回は192.168.100.254からのアクセスを許可します。

only_from = 192.168.100.254
3. /etc/hosts.equivの設定
rshサーバーはTCP Wapper(/etc/hosts.allow,/etc/hosts.deny)による認証の後/etc/hosts.equivと/root/.rhostsを参照して、記述されているホストのユーザーに対してrshログインを許可する。まずは/etc/hosts.equivに許可するIPアドレスを追加する。

#echo 192.168.100.254 >> /etc/hosts.equiv
5. /etc/securettyの設定
このままではrootでログインすることはできないので/etc/securettyにrshとrloginを追加してrootログインを許可する。

#echo rsh >> /etc/securetty
#echo rlogin >> /etc/securetty
6. /root/.rhosts(もしくは/etc/.rhosts)の設定
これはデフォルトでは無いファイルなのでファイルを作成してから、許可するIPアドレスを書き込む。5.6.でrootでの接続を許可したことになる。

#echo 192.168.100.254 >> /root/.rhosts
7. rshの自動起動設定
rshを自動起動するように設定する.

#chkconfig rsh on
#chkconfig rlogin on
最後にxinetdを再起動して終わりです。

#service xinetd restart
8. rshサーバーの動作確認
以下のコマンドでrootログインできるか確認する。

rsh -l root
設定がうまくいっていればパスワードなしでログインできているはず。
・port 544 Connection refusedが出たら
このようなエラー出たら、色々と原因があるらしいが/etc/xinetd.d/rsh,/etc/xinetd.d/rlogin周りがあやしい。only_fromに2つ以上アドレスを指定したい場合はスペースで連続記述する。またdisable = noになっている必要があるらしい。